愛あふれる、これぞまさに“トリビュート”
錚々たるアーティストが、本当に歌いたいさだまさしを想いのままに表現!
BEGIN / SEAMO / 錦織 健 / 林 英哲 / 中西圭三 /
松浦亜弥 / THE ALFEE / 平原綾香 / 森山直太朗 / 立川談春
みんなで歌う、さだまさしのうた。
ソロコンサート通算3600回、デビュー35周年、世に問うた作品はなんと500曲以上!
そんなさだまさしの作品群から、それぞれのアーティストのこころの一曲を、
それぞれのアーティストのこころのままに表現した未曾有のアルバムが完成!
愛があるからここまでできる。愛があるからここまでやってしまう!?
豪華アーティストが集結!!
♪ | 1. | 案山子 / BEGIN
(ベストアルバム「天晴〜オールタイム・ベスト〜」収録) |
2. | そばに ~たいせつなひと~ / SEAMO
(シングル「いつも君の味方」収録) |
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♪ | 3. | 奇跡 ~大きな愛のように~ / 錦織 健
(オリジナルアルバム「家族の肖像」収録) |
♪ | 4. | 修二会 / 林 英哲
(オリジナルアルバム「逢ひみての」収録) |
♪ | 5. | ひき潮 / 中西圭三
(オリジナルアルバム「夢供養」収録) |
♪ | 6. | 道化師のソネット / 松浦亜弥
(ベストアルバム「天晴〜オールタイム・ベスト〜」収録) |
♪ | 7. | まほろば / THE ALFEE
(オリジナルアルバム「夢供養」収録) |
♪ | 8. | ひまわり / 平原綾香
(オリジナルアルバム「おもひで泥棒」収録) |
♪ | 9. | 掌 / 森山直太朗
(ベストアルバム「帰郷」収録) |
♪ | 10. | トーク「父さんとポチ」/ 立川談春
(ベストアルバム「さだまさしトークベスト」収録) |
「秋桜」山口百恵/「僕にまかせてください」クラフト/「縁切寺」バンバン/「セロ弾きのゴーシュ」森山良子/「童話作家」由紀さおり/「しあわせについて」彩風/「道化師のソネット」チキンガーリックステーキ/「心にスニーカーをはいて」白鳥座/「不良少女白書」榊原まさとし/「本当は泣きたいのに」森川由加里/「夢」岩崎宏美/「掌」高橋真梨子/「虹 ~Singer」雪村いづみ
from 錦織 健「奇跡~大きな愛のように~」
今回歌わせていただいた『奇跡~大きな愛のように~』。本当にスケールの大きな曲で、「歌いたい」と直感的に感じました。実はレコーディングする前に自分のリサイタルで、何回か歌いました。お客さんの反応もとても良くて、この曲を選んで良かったと思っています。
この企画に声をかけていただいたことを大変光栄に感じているとともに、デビュー35周年を迎えたさだまさしさんに大いなる敬意を表したいと思います。from 林 英哲「修二会」
まさか、さださんの曲を演奏する機会があろうとは思わなかったが、今回は来るべきものが来た、という感じがした。お互い50代半ばの同世代で、曲が『修二会』。お話を頂いた時、大げさだが命運という言葉がよぎった。こういうテーマを歌にできるのは、さださんくらいだろうが、僕にも理解できる世界だ。
ただ、この歌の重さや湿度を、言葉のない太鼓でどう表したらいいか、とても悩んだ。渡辺俊幸さんの素晴らしいアレンジがなければ大苦戦したと思う。協演メンバーも素晴らしい顔ぶれで楽しい録音になった。いつかぜひ、さださんの歌も交えたライヴの実現を、と願っております。from 中西圭三「ひき潮」
私が中学生となり初めてフォークギターを手に入れて音楽にのめり込み始めた頃、巷に溢れるたくさんの音楽の中でさださんの音楽はどこかひとつ違ったものとして僕の心に染み込んでくるのを感じて惹かれてゆきました。小さい頃から兄の影響で映画音楽やミュージカルの音楽を聴きながら育った僕には、さださんの旋律はとても自然に入りこんで浸っていられる美しい日本の歌でした。
当時リリースされたアルバム『夢供養』はそれこそレコードが擦り切れるまで(懐かしい響きですが)聴き込みましたが、そんな中でもこの『ひき潮』は特にお気に入りの一曲でした。一編の映画を見ているような映像感溢れるこの歌を、目を閉じてヘッドフォンで聴くのが大好きでした。
あれから30年程が過ぎたわけですが、故郷を離れて都会で荒波に揉まれながら生きていると、あらためてその詞の世界がじわりじわりと深く心に響いてくるのです。from 立川談春 トーク「父さんとポチ」
さだまさしの幅をわかりやすく表現するためのトークトリビュートという企画なのだと思ったが、それは違った。さだまさしを形成した数々の要因のひとつに落語があったのだ。だからこそのトークトリビュートなのだと気がついた。from さだまさし
「うたづくり」は厳しい、と思うことがある。「佳い歌」という魚を求めて自分の胸の中に釣り糸を垂れる釣り人のようだ。
いや、まことにもの凄いことになった。何と言ってもここで「私の魚」を調理してくれる人々はどの人も一流の「料亭の主人達」である。この宴に並べられるものは、まさに究極の料理であり、至高のメニューだと思う。こうしてこのアルバムの中で名店の料理長達が選んだ「食材」はご承知のように僕の海で釣れた魚や、僕の畑で育ったものばかりである。故にこの幸福感を表現する言葉を探すことはとても難しい。
僕はここで、このアルバムを聴いてくださるあなたと共に、同じテーブルに座り、自分の作った食材が素晴らしい料理に変貌して目の前に並べられる幸福に浸ればよいのである。
このアルバムに関わってくださった偉大な料理人達に感謝しながら、これを共に味わってくださるあなたにお礼を述べるばかりだ。幸福な宴にようこそ。